今オフの米大リーグで「最高のFA契約ベスト9」を米ニューヨークポスト紙が29日(日本時間30日)、選出し、吉田正尚外野手(29)がレッドソックスと結んだ5年契約が1位に選ばれた。吉田正はオリックスからポスティングされ、契約金などを含めて渡米1年目の日本人野手では最高となる5年総額9000万ドル(約122億円)で契約した。

吉田正の契約について、同紙のジョン・ヘイマン記者は「この選手はファンタスティックなスイングをしているが、他の球団は吉田正を5000万ドル(約67億5000万円)と見ていた」と評した。

吉田正の代理人はボラス氏で、ポスティングが全30球団に通知された翌日、交渉解禁から即時に契約をまとめ上げた。レ軍は楽天生命パーク宮城の観覧車から守備のシーンを撮影するなど、以前から念入りに吉田正を調べ上げていた。

2位はジェイコブ・デグロム投手(メッツFA)がレンジャーズと結んだ5年1億8500万ドルの契約、3位はザンダー・ボガーツ内野手(レッドソックスFA)がパドレスと結んだ11年2億8000万ドルの契約だった。

9位にはソフトバンク、阪神でプレーした経験があるロベルト・スアレス投手がパドレスと再契約した5年4400万ドルの契約が選ばれた。

ジャッジがヤンキースと結んだ9年3億6000万ドルの契約は「その価値がある」として選外だった。