マリナーズが10日、2023年シーズンのコーチングスタッフを発表。現役引退したばかりのスティーブン・ボート氏(38)をブルペンとクオリティーコントロールのコーチに迎えた。これまでブルペンコーチを務めたトレント・ブランク氏は新たにメジャーリーグコーチ兼投手ストラテジーディレクターを担う。

遅咲きのボートはレイズ所属時の27歳でメジャーデビューを果たすと、翌年にアスレチックスにトレードで加入。15年と16年にはオールスターに選出された。

ブルワーズ、ジャイアンツ、ダイヤモンドバックス、ブレーブスを経て、昨季は4年9カ月ぶりにアスレチックスに復帰。メジャー10シーズンで通算794試合に出場、打率2割3分9厘、82本塁打、313打点の成績を残し、シーズン終了後に現役を引退した。

スコット・サービス監督は「2023年に向けて、スティーブン・ボートが加入し、トレントが新しい役割を得たことで、われわれは勝利への基盤をさらに強固にするための十分な能力が備わった。このグループと仕事をすることが大好きだし、春季キャンプの開始が待ちきれない」と話した。