岡本が日米通算250号も、盟友対決は菅野に軍配-。メジャー2年目を迎えたロッキーズ菅野智之投手(36)が30日(日本時間3月31日)、敵地でのブルージェイズ戦で今季初先発。巨人時代の同僚、岡本和真内野手(29)との初対決がメジャーで実現した。結果は、1三振1四球。菅野は白星こそつかなかったが、5回途中1失点と好投。岡本はブ軍大敗の中、あらためて存在感を発揮した。
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日米通算250号を達成した岡本の“アーチスト”への時計の針は、1本の電話から大きく動き始めた。9年前の17年4月末、岡本は午前0時前に記者に電話をかけた。
岡本 今年のオフに、中村さんと1度練習したいんです。何とか、お願いできませんか?
プロ3年目で初の開幕1軍入りも、12試合で打率2割2分7厘、0本塁打、2打点で2軍に降格。通算1本塁打で「何かを変えないと」。西武中村剛との面識はなかったが、4年前まで西武担当だった記者を通じ、弟子入りを志願した。
中村剛との恒例の自主トレは、昨年12月で9回目が終了した。「師匠」との自主トレと言えば、手取り足取り指導を受ける姿を想像するが、シャイな2人は一定の距離を置き、記者を介しながらボソボソと会話する中でヒントを見つける。
岡本 中村さんと一緒の空気を吸いながら、練習できるだけで僕は十分なんで。僕にとっての原点ですし、ちょっとした一言一言が大きいんですよ。
時間にすれば、約1時間半ほどロングティー打撃を実施し、練習後には近くのファミリーレストランでランチをする。
ここ数年は「今年で最後やろ?」と告げる中村剛に、岡本は「来年もお願いします」と答えるのがお決まりだが、前夜に自分の打撃動画を見てくれている師匠の優しさを知る。弟子入りのお願いに「別に、ええよ」から始まった師弟関係。多くは語らずも、積み上げた本塁打が全てを物語る。【久保賢吾】



