カブス鈴木誠也外野手(31)が1日(日本時間2日)、4試合ぶりの13号3ランを放ち、メジャー5年目で通算100号本塁打に到達した。本拠地でのパドレス戦に「4番右翼」でフル出場。日本人で100本塁打をクリアしたのは、大谷翔平(298本)、松井秀喜(175本)、イチロー(117本)以来4人目だが、右打者では初めてだ。

節目の1発は、完璧だった。1回1死一、三塁。パ軍先発ビューラーに対し、カウント1ボールからやや外寄りのスイーパーをジャストミート。中堅左の中段へ飛距離130メートルの先制アーチをたたき込んだ。「ここまで来るのは楽な道じゃなかった」。感慨に浸る言葉は、本心だった。

4回には遊撃内野安打、8回にも左翼線へ二塁打を放つなど、3安打の固め打ちで3試合連続マルチ安打、5試合連続打点と好調をキープ。その一方で、過去4年間は、故障をはじめ、守備の低評価、スタメン落ちなど、幾多の難関と向き合ってきた。「違う国に来て野球をやるというのは大変なことだったが、向上心を持ってやれた。チームメートや関係者の方々が家族のサポートもしてくれて、安心して野球ができる状況をつくってくれた。周りに感謝です」

昨季、初めて年間30本塁打、100打点をクリア。日本人の右打者として新たな領域に入り、初の100発に到達しても、あらためて責任感をにじませた。「今は(右打者は岡本)和真と2人だけ。結果を出していかないと評価が下がる。(今回の100号で)僕もいけるって思う選手もいると思う」。目の前のチームの勝利だけでなく、今後、米挑戦を目指す日本の後輩たちに思いをはせる姿勢こそ、トップメジャーならではだった。

▼カブス鈴木が大リーグ通算100号本塁打。大谷、松井秀、イチローに次いで日本人4人目で、右打者では初めて。出場試合数は603試合目。100号到達ペースでは、4人のうち大谷の469試合目に次いで2番目に速い。