ショッキングな4連敗で、もう借金ング! 阪神は甲子園2戦目もキヨシDeNAにいいように攻められ、9年ぶりの本拠地連敗スタートだ。1回、2回と満塁チャンスをつぶすなど攻撃のぶつ切れが目立ち、和田豊監督(52)は打線改造を検討。攻撃的オーダーで2番に組み入れた上本の配置替えが濃厚で、連敗ストップに動くことになった。
開幕11試合目で、和田監督肝いりの超攻撃型オーダーの見直しを迫られる事態に陥った。不振の2番上本が機能せず、打線が分断される。攻撃パターンも限定され、重苦しさは増すばかりだった。2回2死二、三塁。目の前で1番鳥谷が敬遠される。DeNAは迷わず、上本との勝負を選ぶ。簡単に追い込まれると外角直球に空振り三振。「着払い」(投球がミットに届いてから打つような)スイングが、状態の悪さを物語っていた。
和田監督 状態自体がな…。ちょっと下半身が伸び上がってしまっている。トリ(鳥谷)の状態がいいだけに、立場が逆でもそうする可能性がある。本来は勝負強い選手だけど、そういう状態を上げるしかない。
室内練習場での試合前練習で特打を課し、指揮官自ら身ぶり手ぶりで助言したが、特効薬にならない。1回も鳥谷の左中間二塁打で送りバントを指示。前日7日も1回無死一塁で犠打だった。開幕当初に見られた「打て!」の信頼感は薄れている。この日も3打数無安打で、打率は1割3分2厘。つなぎ役の2番が浮上しないほか、5番マートンも1回1死満塁で最悪の投ゴロ併殺打に倒れる。散発4安打1得点で完敗…。貧打続きに指揮官も決断せざるをえず、今日9日からの打線改造を示唆した。
和田監督 もちろん、このままではいけない。何らかの対策を取りたい。個々の状態を上げていかないといけないし、つながりも考えていかないといけない。
復調の兆しが見えない2番上本の打順降格が濃厚だ。超攻撃型オーダーの基本線は崩さず、ピンポイントで代役を立てる流れになりそう。大和も調子を落としており、俊介ら幅広い用兵を検討する。今季最長の4連敗。本拠地甲子園での連敗スタートは06年以来、9年ぶり。開幕前には和田監督自身が「1番鳥谷、2番上本」の並びにこだわってきたがチーム打率はリーグ最低の2割1分9厘に落ち込み、ついに借金まで背負い、そうは言っていられない苦境に陥った。
まずは打線の流れを取り戻すことが先決だ。和田監督は「深みにはまる前に立て直す。1回目の踏ん張りどころ。(カード)1回りするまでは、という気持ちがあるなか踏ん張らないといけないところかな」と危機感を抱く。不動だった5番までのラインアップにメスを入れ、浮上を試みる。【酒井俊作】
▼上本の打率1割3分2厘は、セ・リーグ規定打席到達37人中ワースト2位の36位(最下位はヤクルト大引1割1分1厘)で得点圏打率も1割6分7厘。11三振は今季チーム最多と、不振にあえいでいる。
▼阪神が甲子園でのシーズン初戦から連敗スタートは、06年4月12、13日中日戦以来。阪神の4連敗は14年9月5日中日戦~11日巨人戦に6連敗して以来。4月までに限ると、09年4月9日広島戦~15日中日戦に1分けを挟んで4連敗して以来、6年ぶり。4月中にストレートで4連敗したのは、06年4月16日広島戦~22日巨人戦5連敗以来、9年ぶり。阪神は今季5勝6敗。借金を抱えたのは今季初で、14年7月1日(35勝36敗1分け)以来。



