勝てなくて勝てなくて、つらいよ~。ゴールデンボンバーどころか真っ暗な黄金週間に阪神和田豊監督(52)が頭を下げた。創設80周年を記念した黄色ユニホームで躍動するはずだった甲子園に響いたのは、相手中日の快音ばかり。ぼやぼやしていると、ゴールデンウイークが終わっちゃうぞ。
試合後、黄色いユニホームのナインは立ち止まることなく帰りの順路を急いだ。募るのはフラストレーションばかり。和田監督は振り返りの最後を謝罪で締めくくった。
和田監督 本当にこれだけ入ってもらって非常に申し訳ない試合になった。
朝から降り続いた雨は試合前に上がった。雨を予測して内野には事前にシートが敷かれ、グラウンドも定刻通りに仕上がった。スタンドには今季の甲子園開催で3番目に多い4万6188人。80周年を記念する黄色のユニホームがお披露目され、連敗脱出には申し分ない舞台設定だった。だが、スタンドの応援は回を追うごとにボリュームを下げた。中日大野をまた打てなかった。
和田監督 決して(大野の)状態は良くなかったと思う。打線は自分で決めようという気持ちが強すぎて、変化球でも引っ張りに入ってしまった。もっともっとつなぐ意識が必要だな。
関川打撃コーチ 大野はあんまり良くなかった。指にかかっていたりかかっていなかったりしていた。
相手が快調…ではないだけに歯がゆい。スタメン起用のルーキー江越が「真っすぐとツーシームでうまく投げられた」と振り返るように続くのは凡打ばかり。象徴は6回だ。先頭で代打新井が四球を選ぶと、上本の三ゴロを相手が失策。無死一、二塁をプレゼントされても、西岡、鳥谷、ゴメスのキーマンが生かせない。大野の術中にはまり、つかめたのは1点。前回4月15日は7回1/3を1点に封じられ、今回は7回1失点で逃げられた。巨人ポレダ、高木勇に続き、3日連続の天敵出現は3連敗以上にずっしり来る。
和田監督 我々は前を向いていくし、何度でも出直す気持ちでやらないといけない。全ての面でつながりという意識を持っていかないとね。
楽しい5連休でまだ勝利を届けられない。その3試合でわずか5得点の打線に、指揮官は結束を求めた。残り2日も黄色のユニホームで満員の観衆の前に立つ。「黄色っ恥」はもうごめんだ。【松本航】



