広島打線が3回に藤浪を攻略した。先頭の田中が左前打で出塁すると、菊池のバントを捕手梅野が二塁へ悪送球。丸、新井は連続三振に倒れたものの、チャンスは残っていた。左を苦手とする藤浪対策として並べられた打者たちが暴れ出した。

 5番松山は2死一、二塁で左打席に立つと、3球目153キロの高め直球をたたいた。鋭い打球が三遊間を破り先制した。緒方孝市監督(46)が「今日のポイントは松山。先制できたのは大きかった」と挙げた一打だった。続く野間(左打者)も四球で満塁とし、4月1日以来のスタメン出場だった木村昇(左打者)も四球で押し出しをゲット。会沢も満塁から左翼線へ走者一掃の3点二塁打を放ち一挙5点を奪った。

 ベンチは「直球とカットボールどちらかに狙いを定めて積極的にいけ」と指示を出した。対藤浪は試合前の時点で通算2勝8敗と分が悪い。だが、4回には丸(左打者)が2号2ランを放ち、ミスにも乗じ7得点。藤浪のワースト失点を更新してみせた。これで前回4月25日のマツダスタジアムに続いて藤浪に連勝。チームも今季初の4連勝だ。緒方監督も「広島から少し打線がつながってきた」。コイの季節はまだ終わらない。【池本泰尚】