また背信…。阪神ランディ・メッセンジャー投手(33)が今日11日に出場選手登録を抹消されることが10日、分かった。不振続きで背水登板だった広島戦は6回5失点でリーグワースト5敗目(2勝)。最下位の虎を甲子園3連敗に導いてしまった。今後は1軍同行を続けながら、最短10日の抹消期間で21日巨人戦(甲子園)に向かう可能性が高い。虎投の大黒柱だけに、1日も早い復調が待たれる。
重いはずの直球がまたもや痛打された。圧倒、支配というイメージが薄れていく。メッセンジャーは6回7安打5失点で5敗目を喫した。首脳陣が断を下さざるを得ない内容。試合後、公称198センチ、121キロの巨体は報道陣に質問させるスキを与えず、足早にクラブハウスへ消えた。
和田監督 非常に気持ちは入っていた。その分、力みがあったんやろうな。
指揮官の言葉通り、気合が空回りした事実は否めない。両チーム無得点の2回無死一塁、決して足が速くない松山にモーションを盗まれ、二盗を許す。2死二塁まで持っていくも、8番会沢には1ボール2ストライクから外角ボールゾーンに外そうとした149キロがやや内側に入り、先制の右前適時打を浴びた。
1-1で迎えた5回にはいら立ちを隠せなくなる。1死二塁、1番田中に四球を与えた際には両手を広げて「Whyポーズ」だ。踏み出し位置の土を足でならす動きも頻発した。1死満塁から併殺崩れで勝ち越し点を献上し、本盗を含む重盗で3点目まで奪われた。
極め付きは6回2死一塁。8番会沢への外角を狙った141キロ直球が真ん中高めに浮き、痛恨の左越え2ランを被弾した。試合中には広報を通じて「早いイニングで点を取りかえしてもらった。最少失点のまま持ちこたえたかった。これだけの点を取られてしまい、悔しいです」と自戒した。
背水のマウンドだった。前回4日中日戦でも4回6失点でKOされ、翌5日に首脳陣と緊急面談を行った。登板間隔を空けるプランも浮上する中、右腕が志願する形で、予定通り中5日登板に臨んでいた。伸ばしていた髪をバッサリ刈り込んでの一戦。指揮官は「前回と違うのは確か」と一定の評価こそ与えたが、本来の出来でないのは明らか。試合後、首脳陣は今日11日に出場選手登録を抹消する方針を固めたもようだ。
リーグ最下位の防御率は5・88まで落ち込んだ。この日も投球時に体が一塁側に流れ、ボールに力が伝わりきらない場面があった。今後は1軍に同行しながらフォーム修正に取り組み、最短10日の抹消期間で21日巨人戦に向かう可能性が高い。14年最多勝、最多奪三振のタイトルホルダー。逆襲に欠かせない大黒柱だからこそ、長いシーズンを見据えての手が打たれる。



