中日が30年ぶりの阪神戦8連敗を喫した。3回に浜田達郎投手(21)が制球を乱し、計7失点であっさり試合が壊れた。開幕3連敗を喫した7勝15敗の天敵阪神にまた辛酸をなめさせられた。
「ストライクが入らないなら1軍の投手じゃない。駆け引きもできないなら帰れ! 自分でまいた種は自分で刈ってみろ!」。3回に3四球で1死満塁にした場面。鬼の形相の友利投手コーチに公開説教を受けた。それでも浜田達の調子は戻らず、安打に押し出し四球で降板。すぐに名古屋市内の独身寮に帰らされ、2軍降格となった。
8月月間MVPと大きく飛躍した若松と同期の21歳。首脳陣は2人を切磋琢磨(せっさたくま)させる狙いだったが、左腕は4先発で0勝と期待を裏切った。Aクラスはすでに絶望的だ。それでも未来を見据えた戦いをしなければならない。「彼のような若い選手が成長しないと、うちは勝っていけない。経験して、何とか成長してほしい」。谷繁兼任監督も若い力の台頭なくして、浮上の道は開けないと認めた。
黄金期を支えたベテラン勢に頼ったチーム作りはできない。苦境の中、経験を買って荒木を4試合連続先発で使う一方、若返りを図っていく。西山球団代表は「もちろんそれ(来季以降)も考えないといけないけど、試合が最優先。1つでも上を目指す」と話した。目の前の1勝と、新しいチームの下地作りと。残り18試合、一瞬も無駄にできない。【柏原誠】



