最下位に沈む中日がヤクルトの引き立て役になった。シーズン規定投球回達成まであと5イニングに迫った山井大介投手(37)が2回5失点KO。1回1死二、三塁から畠山の遊ゴロの間に先制点を許すと、2回には上田の1号2ランなど長短打5本で4点を失った。マジック1で大盛り上がりの神宮を後にする山井は「体のバテもあったかもしれない。そのへんがちょっと情けない」と、肩を落とした。

 前日27日に自身の出場選手登録を抹消し、「専任」として初戦を迎えた谷繁兼任監督も渋い表情だった。昨季の最多勝右腕の変調に「球自体は悪くはない。ただ、今年は要所、要所で一振りで決められる投球が多かった」。今季成績は4勝12敗2セーブ、防御率3・92。昨季とは勝ち数と負け数が逆転した。

 シーズン残り試合は10月1、2日の広島戦2試合。あと3イニングで2年連続の規定投球回に到達するが、指揮官は「どうなるかまだわからない」と思案顔。山井は「仕方ない」と話しており、これが今季のラスト登板になる可能性もある。【桝井聡】