平成ただ1人の3冠王で、ホークスの黄金時代を築いたソフトバンク松中信彦内野手(41)が、ホークスファンに涙で別れを告げた。
この日、最後の試合に「7番指名打者」でフル出場し、4打数4三振に終わった。
試合後、スタンドにボールを投げ込みながら、駆けつけたファンの声援に応えた。最後はマイクを持ち、声を時折うわずらせながら思いを言葉にした。
「ホークスに入ってよかった。ファンの皆さんの声援が力になった。ありがとうございました。今年のホークスは強かった。僕も何とか1軍でプレーしたいと思ったけど若い選手がたくましく成長し、僕のポジションはないと思い退団となった。今日、最後のプレーでいいところを見せたかったけど、コテンパンにやられた。これから悔いがないよう精いっぱい野球をしたい。19年間、打たないときも多かったけど応援して頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。これから若い選手が、王会長のつくられた強いチームを継承していってくれると思います」
現役にこだわった松中は自由契約となり今季限りでチームを離れる。最後は、王会長から花束を手渡されると大粒の涙がこぼれた。
今後はトライアウトは受けず、他球団からのオファーを待つという。



