リベンジの舞台が整った。巨人が10日からのCSで戦う相手が、前日7日にようやく阪神に決定。原辰徳監督(57)は、顔の前で広げた両手を狭めながら「昨日と違うのは、相手がしっかり決まったというところ。視線が小さくなった形で戦える。短期決戦がいよいよスタートする」とトーンを上げた。
昨年と同じ轍(てつ)は踏まない。今季の東京ドームでの伝統の一戦は11勝2敗と圧勝したが、昨年のCSファイナルステージでは4連敗を喫した。シーズンと短期決戦は別もの。ましてや阪神には藤浪やメッセンジャーら実力派投手がそろう。「ターゲットが決まったし練習も意識している。先取点であったり定石という部分が重要になる」。この3日間、実戦を想定した打撃練習を実施。この日のシート打撃では阿部ら主力組も犠打を行うなど、得点力アップに向けた練習に多くの時間を割いた。
情報漏れにも神経を注いだ。開始から終了まで約4時間、一塁側ベンチに続くブルペン横の通路を「通行止め」にした。先発投手隠しが主な狙いのようだが、例年にない過剰ぶり。選手と報道陣の距離を遠ざけ、規制中に帰路に就いた選手の取材はほぼ“NG”という、異例の状況になった。
原監督は「メニューを全て消化できた。明日(の練習)は軽くというところ」とうなずいた。「あとは暴れてくれること」。臨戦態勢に入った。【浜本卓也】



