ソフトバンク今宮健太内野手(24)が、異例のバトル自主トレを敢行する。これまで合同で練習してきた内川塾を卒業。来年1月からは長崎で、あえて遊撃争いライバルたちと自主トレを行う計画だ。16日は、ヤフオクドーム内の球団事務所で2000万円増の9000万円で契約更改。来季大台突破へ、オフから自分を追い込む。(金額は推定)
来季、プロ7年目を迎える今宮が自主トレ仲間に選んだのは、なんと遊撃のライバルとなる高田知季内野手(25)と牧原大成内野手(23)だった。師事していた内川のもとを離れて「今宮組」を旗揚げ。長崎県内で自主トレする予定だ。「まだレギュラーとは思っていない。守備だけでなく打撃でも自分の形をつくっていきたい」と胸の内を明かした。
競争相手を同士に選んだのは「いい刺激になる」から。そこになれ合いはない。「ライバルが頑張っていれば、俺もやらなきゃという気持ちになる」と、自らにプレッシャーをかけ、とことん追い込むつもりだ。
連続日本一を果たしたチーム内での、立ち位置も変わってきた。高田は1歳年上になるが、それも気にしない。「僕を筆頭にやることになるので、好きなようにできる。時間を気にせず、納得がいくまで打ちたい」と、自主トレのメリットを明かした。
今季は142試合に出場。3年連続ゴールデングラブ賞を獲得するなど内野の要として守備で日本一連覇に貢献した。だが、打撃は終盤まで苦しみ打率2割2分8厘、7本塁打、45打点に終わった。「今年苦しんだことはいい経験になったが、これを最後にしないといけない」と、課題解消へ決意をにじませた。
三笠球団統括本部副本部長も「チームリーダーとして、守備の要のポジションでチームを引っ張っていってほしい」と、期待を寄せる。今宮は「人間として成長していくことが大事。これまで内川さんにお世話になって、いろんなことを教えてもらった。少しでも恩返しをできるように」と、オフからバトルに挑む。【福岡吉央】



