プロ4年目の日本ハム新垣勇人投手(30)が8日、沖縄・国頭での春季キャンプで打撃投手を務め、上々の投球をみせた。実績あるベテラン矢野、田中賢に対し計20球投げ、それぞれ安打性は1本。1軍帰国後の初実戦となる20日の紅白戦(国頭)での登板へ、手応えをつかむ投球となった。13年に東芝から即戦力と期待されて入団も、白星は昨季の1勝のみ。背水の覚悟で挑む今季、混戦の先発ローテーションの一角を目指す。
勝負の1年へ、期する思いをぶつけた。曇り空が広がる中、新垣が幸先よい好投を見せた。キャンプ初の打撃投手で、実績ある矢野、田中賢を相手に20球。田中賢の胸元をえぐるヒヤリとした1球もあり「緊張しました」と振り返ったが、安打性2本に抑える好投だった。打者相手にスライダー、カーブなど変化球を交えるなど、収穫十分。登板後はブルペンに直行し感触を再確認、笑顔で「いい練習になりました」と汗を拭った。
背水の覚悟が体を突き動かす。今季の先発ローテーションは大谷、メンドーサ、吉川の3本柱に、新外国人バースやマーティンが適性次第で食い込む可能性がある。斎藤や中村、浦野ら実績ある顔ぶれに加え、米アリゾナでは高梨も紅白戦で好投した。争いは混戦模様。新垣は「負けられない」と闘争心を燃やす。昨季は1軍登板3試合で1勝。即戦力と期待されながら、過去3年は不完全燃焼だった。「チームに貢献しないといけない」と自らにハッパをかける。
田中2軍監督は「コントロールは良かったし、安定していた。あとは抑え方だね」と及第点をおくった。球団関係者の計測では、この日の球速は自身最速148キロに近い140キロ台後半だった。1軍が米アリゾナから帰国後初実戦となる20日の紅白戦(国頭)で登板予定。ここまで順調なだけに「実戦に向けて調整していくだけ」と、手応えを上積みしながらアピールの舞台を待つ。【田中彩友美】



