今夏の全日本大学選手権で4強入りした奈良学園大(近畿学生)が第2代表決定戦で大体大(阪神大学)に敗れ、最後の神宮切符を逃した。1点を追った初回無死満塁の絶好機を逃し、0-3の6回に前日に10回完投のエース鈴木佳佑(4年=履正社)が登板も終盤に4点を失った。打線も8回に宮本丈内野手(3年=履正社)ら中軸の3連打で2点を返すのがやっとだった。

 夏の全国では初戦からの2日連続完投などで準決勝にけん引したエースで主将の鈴木だが、今秋はリーグ戦の登板で右大腿(だいたい)部裏側の肉離れを起こして全治8週間と診断されていた。患部の状態を確かめながら2日連投も、秋の神宮切符には届かなかった。パナソニックで野球を続ける右腕は「ケガをしてしまったのも自分の責任です。まわりの方に助けていただいてマウンドに立てましたが、甘くはなかった。大事なところでベストのパフォーマンスができるように準備することの大切さを実感しました。これを経験にして社会人で日本一、ドラフトで1位指名の選手になれるように頑張りたいです」と前を向いた。大学初の全国4強の歴史をつくり、学生生活に別れを告げた。