楽天は27日、松井稼頭央外野手(42)と来季の選手契約を行わないと発表した。球団側からコーチのポストやフロント入りを打診されていたが、本人は現役続行の意思が強く、球団側もこれを容認した形。新天地でプレーを模索していくことになる。

 8月末から2軍調整となった今季は44試合に出場し打率2割1分1厘、2本塁打、10打点だった。7年間のメジャー経験を経て、10年オフに楽天へ移籍。走攻守のプレー面はもちろん、精神的支柱として若いチームの屋台骨を支え、13年の日本一に大きく貢献。そんな男が、楽天を去ることになった。