巨人から2位指名された大阪ガス・岸田行倫捕手(21)が19日、大阪市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金7000万円、年俸1200万円。

 岸田は報徳学園高3年で遊撃手から捕手に転向し、捕手歴は4年。目標は同郷の兵庫・川西市出身の先輩でもある元ヤクルトの古田敦也氏を挙げた。「もっともっと経験を積み重ねて、守備でもバッティングでも走塁でも、チームの勝利に貢献できるようにレベルアップしてやっていきたい。(正捕手の)小林選手はWBCも出ているし、チームでも正捕手。テレビで見ていて『すごいな』と思っていました。(自分は)まだまだ力は足りないので、いいところは話を聞いて、いずれは負けないように頑張りたいです」と意気込みを語った。

 同席した岡崎スカウト部長は「キャッチャーとして走攻守が非常に高いレベルで、今年の捕手のリストでナンバーワン評価をしていた。2位で指名できて、仮契約できて、うれしく思います。これからいろんなことを吸収して伸びていくと思います」と、あらためて期待感を口にした。(金額は推定)