日本ハム本社は2日までに発表した2018年3月期の連結業績予想で、純利益が前期比5・7%増の370億円となり過去最高を確保する見通しだと明らかにした。

 海外事業の不振や人件費の上昇で本業のもうけを示す営業利益は従来予想より下振れたが、傘下の球団から米大リーグに移った大谷翔平選手の移籍金として22億7300万円を計上したため、純利益は増益予想を維持した。大谷の移籍金が日本ハムの本業の採算悪化を補った形。

 17年4~12月期の連結純利益は前年同期比11・1%増の329億円と過去最高益を記録。18年3月期の通期業績にも寄与した。