「根尾図書館」が誕生する? 中日が名古屋市の選手寮「昇竜館」に、書籍スペースの設置を検討していることが20日、分かった。ドラフト1位の大阪桐蔭・根尾昂内野手(18)が無類の読書好きであることを受け、空き部屋に本を集めて、若手選手たちの読書環境を整える考えだ。
根尾は名門校で野球に打ち込みながら、本にも親しんだ。幼少時から成績優秀。投打の二刀流で甲子園春夏連覇を遂げ、文武両道を地で行った。そんな模範生が読んだ本の1つに挙げた「論語と算盤」(渋沢栄一)が書店で平積みになるなど話題になった。
矢野博也球団社長は「本から学ぶことはたくさんあるからね。私も渋沢栄一さんは好き」とプランを後押しする。中日では社会奉仕活動の奨励など人間教育にも力を入れている。読書で見知を広めることは本職の野球にもつながる。
球団事務所にはOBの自伝など野球関係を中心に100冊以上の本がある。職員らの資料として利用されてきた。事務所の年内移転に伴い、本の整理も検討しており、一部を「移設」する可能性も十分だ。レギュラー争い以外にも「根尾効果」が期待されている。【柏原誠】



