ご褒美が決まった。楽天ドラフト6位の渡辺佳明内野手(22=明大)が24日、他の新人選手とともにニッカウヰスキー仙台工場を訪問。プロ入りへ勝負の1年だった昨年はほとんどアルコールを口にしなかったそうだが、年末年始など家族で集まれば、祖父で横浜高前監督の渡辺元智氏(74)とも酒を酌み交わした。「もともとハイボールが好きで(試飲で)5、6杯飲んじゃいました。活躍した時に飲みたい。じいちゃんもお酒が好きなので、実家に送ろうかな」とお土産コーナーで熱心に品定めした。

できた時は無色透明で荒々しい味がするというウイスキーは、5年、10年とたるの中で熟成される過程で美しい琥珀(こはく)色となり、深みのある豊かな味わいと木の香りが加わる。「ウイスキーは何年も何年も時間をかけて、いいお酒になる。自分も何年も何年もプレーして、いい選手になっていきたい。1年でも長くやれる選手になりたい」と誓いを新たにした。