セ・リーグ野手最年長の阪神福留孝介外野手(41)が今季初打席で初アーチを放った。1回、2死走者なしの場面。3ボールから中日柳が投じた低めのボールをフルスイング。「うまく当たってくれた」と、低い弾道でバックスクリーンに先制弾を突き刺した。古巣相手となったこの日のオープン戦から実戦初出場。その1打席目のファーストスイングで衝撃の1発。さすが千両役者だ。

3回の2打席目に立ってその裏の守備からベンチに退いた福留は、今季初実戦について「まずはゲームに出られる体かどうか。感覚的なものはまだまだこれから」とコメント。プロ21年目、42歳のシーズンを迎えるキャンプは順調に進んでいるようで「こうやってお客さんが入っている中で、まだまだ元気ですよ。若い選手には負けませんというのを少しは見せられた」と話した。