中日松坂大輔投手(38)が2日、ナゴヤ球場の室内練習場で、右肩の違和感が明らかになって以降初めてネットスローを行った。
グラウンドの外野で走り込んだあと、室内へ。投球フォームをきちんと作り、約5メートルの距離からネットに向かって50球を投げた。松坂がボールを投げるのは春季キャンプ中の2月10日のキャッチボール以来で、この日の内容について「あれぐらいなら問題ない」と明かした。
2月の沖縄・北谷キャンプ序盤にファンと接触して右肩に違和感を訴え、離脱。11日からノースロー調整となった。19日に愛知県内でチームドクターの診察を受け、球団は右肩炎症で2週間程度のノースロー調整を続けると発表していた。順調に回復が進めば、今月3日前後にボールを使った練習ができる見通しだった。炎症について、松坂は「画像上では(ない)」と語った。右肩は快方に向かっている。
今後は「徐々に強度や距離を伸ばしていけたらいい」と、投球練習再開に向けて慎重に準備を進める。本格的に投げられるようになれば、2軍の実戦を経て1軍昇格を目指すことになる。小笠原2軍監督は「それはもっと先でしょう」と、現段階で今後の予定を語らなかったが、まずは2月19日に発表されたメドの通り、ボールを使った練習を再開。不運なアクシデントに見舞われた「平成の怪物」の先発ローテーションへの復帰ロードに、光が見えてきた。【堀まどか】
【中日松坂のキャンプからの経過】
◆2月1日 2年ぶりの背番号「18」を披露。根尾と初対面し「勘違い」の勧め。
◆2日 練習後、1時間30分におよぶ単独サイン会。300人と触れ合った。
◆5日 グリーンカード(米国永住権)申請のため離日。
◆8日 北谷キャンプに再合流。室内で1人、ダッシュやキャッチボール。サイン会も。
◆9日 連日の即席サイン会。室内練習場の前で約30分ペンを走らせた。
◆11日 球団が「数日前、ファンと接触した際に右腕を引かれ、右肩に違和感を覚えているため、しばらくの間ノースロー調整が続く予定」と発表。
◆12日 午前に沖縄市内の病院で検査。右肩に炎症が見つかり、球団は「炎症が治まるまで、ノースロー調整の予定」と発表。
◆13日 極秘に沖縄を離れ、関東圏か中部圏の病院で検査、治療を受けた。
◆14日 球団は15日も検査、治療を継続し「16日朝に報告を受ける」と発表。
◆16日 沖縄で首脳陣と会談し、キャンプの離脱が決定。
◆19日 愛知県内でチームドクターの診察を受け、右肩の炎症で約2週間ノースローで調整を続けると発表された。
◆3月2日 右肩の違和感発表後、初めてボールを投げる練習を再開。



