広島野村が腰負傷以来の早期降板 微妙判定3回暗転

<広島9-4ヤクルト>◇14日◇マツダスタジアム

2度のリードも、広島野村祐輔投手は守りきれなかった。3回に2点を失い、4回にも失点。

さらに2死満塁のピンチを背負って、マウンドを降りた。腰の違和感のため3回で降りた17年5月23日ヤクルト戦以来の4回未満での早期降板となった。

前回7日中日戦は立ち上がりから3イニング連続で先頭の出塁を許したが、この日は4回まで先頭は切った。「最初に点を与えないのが一番いい形。それを意識する」と、立ち上がりから両サイドに丁寧に投げ分けた。だが3回、微妙な判定から四球を許すと、わずかに制球を乱した。1死一、二塁から雄平、村上の連続長短打で逆転を許し、再び勝ち越した4回も踏ん張れなかった。

広島の先発では床田やアドゥワら若手が台頭する中、日本人の先発最年長は苦しんでいる。5月に入り、登板3試合はいずれも5回以下で降板。好投続けるほかの先発陣に出遅れている。3カード連続勝ち越し、連勝で迎えた2位ヤクルトとの上位対決。苦しむ右腕はチームの勢いを加速させることも、チームの流れに乗ることもできなかった。

野村が2度逆転を許しても、打線は5回打者9人がつないで4点を奪い再逆転した。その後も攻撃の手を緩めず、ヤクルトを突き放した。今季最多タイ13安打で9得点。中継ぎ陣も4回途中から無失点でバトンをつないだ。今季最多借金8からはい上がり、貯金は今季最多の2。首位巨人に2ゲーム差に迫った。【前原淳】

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  • 広島対ヤクルト 力投する広島先発の野村(撮影・奥田泰也)