日本ハム吉田輝星投手の“恩師”八戸学院大の正村公弘監督(56)が、親心でテレビ観戦した。

2年時の秋から、知人を通して吉田の指導を頼まれ、定期的に投球フォーム修正を尽力。ぶれない軸の形成が、甲子園準優勝の礎となったため「携わった子ですから気になって応援しているし、これからも頑張ってほしい」と願った。

プロ志望届提出の直前まで同大への進学予定だった。全日本大学選手権に7年ぶりに出場したが、10日の1回戦で9回に4失点してサヨナラ負けしただけに「吉田がいたら途中から投げさせて勝ったかなあとか思いますけれど、それは言ってもしょうがないからね」。本人から札幌ドーム招待の連絡も来たが「本当は東京で試合している予定だったからね」と苦笑いした。

1軍昇格時には電話連絡もあり叱咤(しった)激励で鼓舞。「高校の頃の状態には、戻っていない。まだまだこれから、もっと良くなってもらわないとね」と分析した。