右肩の炎症から復帰を目指す中日松坂大輔投手(38)が2軍で2度目の実戦マウンドに上がった。先発で3~4回、50球程度を予定。前回の今季初実戦マウンドになった5月28日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(タマスタ筑後)では先発して2回20球を投げ無安打3奪三振。「もう自分は変化球で打ち取る投手。だいたいイメージ通り。最初としては良かった」と話していた。

▼1回裏 1番江越に対し、初球140キロの直球での見逃しストライクからスタート。3球で遊飛に。2番熊谷は137キロのツーシームで空振り三振。3番板山を二飛に打ち取り、3者凡退で切り抜けた。

▼2回裏 5番陽川を見逃し三振、6番中谷を遊飛。6番伊藤隼には3球目スライダーをセンター前に運ばれ、初安打を許す。二盗されたものの、7番ナバーロを見逃しの三振に切って無失点。

▼3回裏 先頭8番岡崎に左中間への1号ソロを許す。9番小幡に右前打。1番江越を遊ゴロ併殺。2番熊谷を投ゴロ。3回終了時点で3安打1失点。

▼4回裏 先頭3番板山に四球。4番陽川に右前打で無死一、二塁のピンチ。5番中谷を三邪飛、6番伊藤隼を遊ゴロ、7番ナバーロを空振りの三振に打ち取り、危機を回避した。

松坂はこの回で降板。4回62球、4安打1失点だった。次回について松坂は「1週間後ぐらいかな」と話した上で「まだ詳しくは話していないですけど、制限をかけて投げる必要はないのかなと思います」と、1軍復帰への準備が整いつつある現状を明かした。