中日松坂大輔投手(38)が1軍復帰登板を果たした。昨年9月13日の阪神戦(甲子園)以来、306日ぶりの1軍マウンドになる。2月のキャンプで右肩に炎症を起こし出遅れ、5月28日にウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(タマホームスタジアム筑後)で実戦復帰。4試合の2軍登板を経て、自身の今季開幕を約4カ月遅れで迎えた。

▼1回表 1番近本=142キロの4球目直球をセンター前に運ばれる。2番糸原の初球で近本が二盗成功、カウント3-1から右前打を許し無死一、三塁。3番糸井の中犠飛で1失点。4番大山を中飛に打ち取り、5番陽川の初球で、糸原の二盗を木下拓が差した。初回は2安打1失点。

▼2回表 1回裏に味方打線が2-1と逆転。5番陽川を一ゴロ、6番高山を中飛、7番梅野を二飛で3者凡退に抑えた。

▼3回表 8番木浪を中飛、9番岩田を三直。近本にフルカウントから中前打を許し、糸原に四球。糸井に右翼線二塁打を打たれ同点に。2死二、三塁から大山に四球を許した。満塁のピンチを背負ったが、陽川を見逃しの三振に切って取った。

▼4回表 高山、梅野をを連続で遊ゴロ、木浪を空振り三振で、この日2度目の3者凡退。

▼5回表 先頭岩田を左飛。近本、糸原に連続死球を与え、1死一、二塁。糸井を一ゴロに打ち取り、二塁封殺、一塁に転送された球を松坂が捕球したが、ベースを踏めず2死一、三塁のピンチを残した。さらに糸井の盗塁で二、三塁とされたが、大山を中飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。

▼6回表 松坂に代わって2-2の同点のまま谷元がマウンドに。松坂の復帰登板は5回4安打2失点で勝敗はつかなかった。