西武が無得点負けこそ免れたが、痛い連敗を喫した。先発多和田が1回に3失点の苦しい立ち上がり。攻撃は8回までオリックス山本の前に3安打無得点に抑えられた。

9回先頭の秋山が内角カットボールを捉え、右翼線二塁打で出塁。連打と四球で無死満塁をつくり、4番山川の犠飛で一矢報いる1点がやっと。辻発彦監督(60)は「初回から3点取られたら苦しいよ。(山本が)楽に投げられるし」と出はなをくじかれた。

けがの金子侑と源田に続き、前日に右足甲を痛めていた中村が指名打者で出場も、1打席で退いた。「力が入らないから大事を取って交代した。(源田も)無理はさせられない。切って(肉離れで全治)1カ月、2カ月になったら勝負にならない。その分、必死になってくれたら。それが戦力だから」と若手起用で我慢の采配を振る。主力3人を欠き3連敗で首位ソフトバンクと6ゲーム差。正念場の8月を迎えた。

▽西武多和田(初回に3点失い、2回2/37安打4失点で6敗目)「ただただチームに申し訳ないという気持ち、それだけです」