今季チーム125試合目で今季初登板初先発したソフトバンク中田賢一投手(37)は、5回2死から同点に追いつかれて降板し、今季初勝利とはいかなかった。

1点リードの5回2死一、二塁。藤田に中前へ同点適時打を打たれ降板。「あれは単純に打たれただけ。5回は先頭打者を出塁させてしまったことがよくなかった」と反省した。

4回2/3、77球、3安打、3四球、1死球で1失点。工藤監督は「あそこまでいってくれれば。よく投げてくれた」とほめ、森ヘッドコーチも「2、3点はと思っていたが、1点で抑えた。100点」と高評価した。

中田は「チームが勝つようにと投げた。チームが勝ったのでよかった。最少失点で次の投手に渡せた。悔しさを持って、ファームで投げてもう1回あるか分からないが、チャンスに向けて準備したい」と、早ければ6日にも登録抹消となるが、先発陣が苦しい状況の中、大事な終盤戦での次の出番に備える。