7年目のヤクルト田川賢吾投手が、うれしいプロ初勝利を飾った。2度目の先発で5回2/3を7安打1失点と粘って、ウイニングボールを手にし「ケガをしたり、育成になったり、時間がかかったことも意味があるのかなと思う」。

16年に戦力外通告を受け、育成で再契約。昨年支配下に戻り、プロ初登板した。オフに初めて巨人上原の自主トレに参加。キャッチボールから丁寧に行う姿勢や、変化球の握りを習った。シーズン中も、雑誌でオリックス山本のカットボールの握りを習得。観戦に訪れた両親に感謝の白星を届け「本当にうれしい。ハラハラドキドキして、忘れられない1日になった」と爽やかな笑顔を見せた。