今季限りで現役を引退するロッテ福浦和也内野手兼2軍打撃コーチ(43)が16日、戦友の西武松井稼頭央2軍監督(43)から花束を贈られた。

西武とのイースタン・リーグ最終戦(西武第2)が雨天中止となり、練習後の室内練習場でサプライズが行われた。両チームの選手が整列する前で「お疲れさまでした」と一足早くねぎらわれると、力強く抱き合った。

福浦は帽子を取って一礼。西武の2軍選手1人1人と握手を交わし「ありがたい。なかなかないからね。こんな全員なんてね」と感謝。引退セレモニーが行われる23日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に出場予定で「もうちょっと頑張ります」と笑顔で球場を後にした。

松井2軍監督とは年齢もプロ入団年も同じで、互いを「福ちゃん」「稼頭央くん」と呼び合う仲。ともに球界最年長野手としてプレーした昨季、9月の通算2000安打達成時にも花束を手渡された。同10月の松井2軍監督現役引退時は、福浦から花束を贈っていた。