日本ハム実松が引退発表「感謝」松坂世代また1人

日本ハムは17日、実松一成2軍育成コーチ兼捕手(38)が今季限りで現役引退すると発表した。

98年ドラフトで松坂(現中日)の外れ1位で日本ハムに入団。06年の開幕直前にトレード移籍した巨人でも約12年間プレーし、17年オフに選手兼任コーチとして日本ハムへ復帰していた。この日、イースタン・リーグ、ヤクルト戦(鎌ケ谷)の試合後に「もう素直にやりきったという感じですね。自分のパフォーマンスも落ちてきました。これが限界なのかなと」と決断の理由を明かした。

強肩を売りに21年間で516試合に出場した。4年目の02年に82試合に出場したのが最多だったが、確かな技術と厚い人望で日本ハムと巨人を支えてきた。21年目の今季は開幕1軍入り。3月30日オリックス戦(札幌ドーム)で二盗を阻止して3年ぶりに盗塁刺を記録も、出場は5試合にとどまっていた。家族には「10日前くらいにちょっと言って、はっきり言ったのは昨日くらいですかね」と引退の決断を報告したという。

21年間を振り返り「終わってみると本当に早かったなと。1個1個全てがいい思い出です。失敗したことも、いい思い出です」と話した。今季限りで現役引退する松坂世代は広島永川、ヤクルト館山に続いて3人目。日本ハムが本拠地を東京ドームとしていた03年までの入団選手では、既に今季限りの現役引退を表明している田中賢に続く発表となった。東京時代を知る現役選手は、鶴岡1人だけとなる。

◆実松一成(さねまつ・かずなり)1981年(昭56)1月18日、佐賀県出身。佐賀学園3年時に夏の甲子園に出場し、3回戦でPL学園に敗戦。高校全日本では松坂(現中日)とバッテリーを組んだ。98年ドラフト1位で日本ハム入団。球団史上初の1位指名捕手となった。06年3月、岡島との1対2トレードで古城とともに巨人移籍。07年オフに日本ハムへ復帰した。177センチ、89キロ。右投げ右打ち。