広島が球団新記録となる12度目のサヨナラ勝ちで、クライマックスシリーズ進出に大きく前進した。永川勝浩投手(38)の引退試合でもあったが、先発して打者1人を抑えた功労者を、勝って送り出した。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。

 

緒方監督 今日も厳しい試合だったね。最後の最後まで、全員の力で勝ち切れて、ナイスゲーム。永川の引退セレモニーもあって、いい形で送り出せたんじゃないかな。ファンの人も含めて喜んでくれた。

-打者1人を一ゴロに抑えた永川に力をもらった部分は

緒方監督 こういう順位のかかった時期なんでね、与田さんのほうにも真剣勝負でお願いしますとお願いしていたし、本人もそれを望んでいた。そういった中で1つアウトを取って、勝利に貢献したことは間違いない。(一塁)松山もよく捕ったし、(永川の)ベースカバーも遅れなかった。そういう姿がちゃんと、本人も真剣勝負でプレーをしたというところは見習ってほしいというか、彼の最後の仕事ができたんじゃないかなと思います。

-投手交代時に自らマウンドに行き、声をかけた

緒方監督 そら、声かけるやろう。「1つのアウトを取ってくれて、よくがんばってくれた」と。あと1試合ね。全力で戦うだけ。