オリックスのブランドン・ディクソン投手(34)が3日、関西国際空港を経由し、米国に帰国した。今季は開幕直前の3月に右肩を故障するも、6月に1軍復帰。その後守護神に定着し、2勝1敗、5ホールド、18セーブで防御率3・03。助っ人右腕は「新しい経験になりましたし、とても楽しみました」と今季を振り返った。

昨季まで主に先発を務めてきたが、今季はリリーフとしてチームに貢献した。ディクソンは「準備、強度、気持ちの違いはあった。どっちも醍醐味(だいごみ)がある。チームが必要としているところで投げるのが一番いいと思います」と語った。

今季で2年契約が切れるが、来季もチームへの残留が有力。契約延長とならば、助っ人投手で自らの最長記録を更新する8年目を迎える。かねて目標としていた日本人選手扱いまでは最短で3年後となるが、「できる限り、体の持つ限り、野球をやりたい。その過程の中で、日本人登録になれたらいいと思います」と力を込めた。