今季で3年契約が終了したオリックスT-岡田外野手(31)が24日、大阪・舞洲で契約更改し、今季の1億5000万円から、減額制限(1億円以上は40%)いっぱいの6000万円ダウンの9000万円+出来高(金額は推定)で新たに3年契約を結んだ。

今季は、腰痛などもあり、わずか20試合の出場で打率1割2分、1本塁打2打点という不振だった。T-岡田は「今年は何一つチームのためになれなかったので、来年は結果を残したい。それがチームを引っ張ることにもなると思う。キャリアハイというのを毎年目指しているので、しっかりそういうものを出していけるようにしたい」とプロ15年目へ向け意気込んだ。交渉にあたった福良GMも「彼が打線に入ると全然違う。30本塁打以上は期待しています」とハッパをかけた。

オフはプエルトリコでのウインターリーグ(29日出発、12月25日帰国)に参加する。秋季練習では新バットを手に振り込んでおり「レベルの高い中でプレーできるので楽しみ。課題を1つずつ解消して、成長して帰ってきたい」と話す。10年に本塁打王を獲得したときのように、再びチームの主軸となるべく腰を据えて鍛える。

今季のチーム打率2割4分2厘、544得点はいずれもリーグ最下位。得点力不足が課題だけに、西村監督も「小さくならず、いいものを出してくれれば。来年にかける気持ちは強いはず。今季の悔しさをぶつけてほしい」と大砲の復活を期待していた。