中日祖父江大輔投手(32)が19日、ナゴヤ球場で2度目の契約交渉に臨み、100万円減の3500万円で更改した。

前回12日の交渉から100万円の上積みを得て「話をさせてもらって整理できたのでサインさせてもらった。納得している」とすっきりした表情をみせた。

今季は中継ぎで44試合に登板し、防御率は3・11。前回の交渉では200万円のダウン提示を今オフのチームでは初めて保留した。会見場に姿を見せず「自分の中で気持ちの整理ができなかったので、持ち帰って整理しようと思い保留させていただきました」と球団を通してコメントしていた。

過去の登板実績の評価を求めた祖父江と、今季の成績で評価した球団側とで平行線をたどったが、加藤球団代表は「前回は純粋な査定金額を出し、今回は心情的なものを加味した」と説明した。なお、2900万円とされてきた今季年俸は3600万円だったことが明らかになった。