阪神伊藤和雄投手(29)が兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉を行い、100万円減の750万円(金額は推定)で更改した。春季キャンプでは、就任1年目の矢野監督に期待の1軍戦力として注目された。だが4月に腰椎椎間板の摘出術を受け、今季は1軍で投げられず。「期待してもらって、ケガをしてしまって、手術もして、今年1年ずっと投げられなくて悔しい思いしかないです」と振り返った。

投げられない期間、島本が中継ぎを支える活躍。「リハビリが苦しかったんですけど、支えにはなりましたし、悔しい思いもありました」と打ち明けた。9月11日の四国IL・徳島との練習試合で約7カ月ぶりに登板し、1回を無失点に抑えた。実戦マウンドにも復帰し、今は来季に向けて体幹を鍛える。「今年で8年終わるんですけど、1回も戦力になれていないですし、それでもこうやって契約していただいたんで、来年こそはの思いは本当に強いですね」と9年目にかける思いを明かした。