来季の広島日本人投手最高年俸。大瀬良大地投手(28)がマツダスタジアム内の球団事務所で契約交渉を行い、3000万円増の1億7500万円(契約は推定)でサインした。今年最高年俸の中崎は4日に推定1億4500万円で更改していた。

「言ってもらった数字で満足させてもらいました。チームとして4位という結果に終わってしまい、僕自身も終盤に勝ちを持ってこられなかったことが残っている。すごく悔しいシーズンだった」。

今季、チームは4連覇を逃し4位に終わったものの、大瀬良は11勝9敗、防御率3・53を記録した。初めて開幕投手を任され、12球団最多6完投を記録。大黒柱としてけん引し、緒方前監督や佐々岡現監督(当時投手コーチ)から「エース」と認められた。この日、交渉した球団からも「中心として引っ張って、一体感をよりいいものにして欲しい」と期待の言葉をかけられた。「もちろんリーグ優勝と日本一を目指してやってきたい。個人の数字に関しては具体的なものはないのですが、よりいい数字を残して投手の中心になっていきたい。一体感、そこを意識して投手、野手みんなで力を合わせてリーグ優勝を目指して戦いたい」。力強く真っすぐ前を向いて、来季の抱負を語った。