14年ぶりに古巣へ復帰した西武松坂大輔(39=中日)が28日、所沢市内で行われた「2020埼玉西武ライオンズ出陣式」に登場した。

◆松坂の新人年キャンプ 99年、高知・春野で1軍スタート。2月3日にブルペン入り。「70%」の力で99球を投げ、大井ブルペン捕手から「本物です。新人王は決まりでしょう」と絶賛された。11、12日は風邪による腸炎でダウン。静養中は医師からおかゆが勧められていたが、ピラフを食べていたところを東尾監督に見つかった。元五輪スケート銅メダリストの黒岩彰氏が専属広報に就任し、専属警備員も配置。14日のバレンタインデーには約1200個のチョコレートが全国から届き、1万5000人が集まった。松坂と体形の似る谷中が背番号18をつけ、影武者としてファンを引き付ける一幕も。28日のオープン戦初登板では阪神大豊に1発を浴びたが、最速148キロをマークし2回3三振を奪った。