西武の“山川門下生”の2人が猛アピールを見せた。13日、宮崎・南郷春季キャンプで初めての紅白戦が行われた。

2回、白組の2年目・佐藤龍世内野手が、新外国人ショーン・ノリン投手(30=マリナーズ3A)の初球、直球を捉え左翼スタンドへ運んだ。すると、4回にはポスト秋山を争う紅組・川越誠司外野手が、中堅越え二塁打を放った。ともにオフは山川の自主トレに同行。早速結果を残した。

左翼線を切ることなく内角直球をたたく豪快なスイングを見せた佐藤は「下半身の使い方。去年まではまったく使えていなかったので」と要因を明かす。右ふくらはぎの張りで三塁の中村が不在の合間に、アピールを続けていく。

沖縄で行われた自主トレでは打撃に特化して振り込んだ。山川は「下半身をつくることが一番大事。太さも、やっていけばついてくる。でも、(身長が低い)森と同じ体重であることを考えると、まだ違う。スピードも違う」。まだまだ伸び盛りのまっただ中だ。

投手から野手転向2年目の川越誠司外野手もパンチ力を披露。川越は「打撃はすべてにおいて良くなった。とにかくバットを強く振ることを意識してやっている」と手応えをつかんでいる。レッズへ移籍した秋山の抜けた穴を埋めるため、打撃でアピールを続ける。