中日2年目の根尾昂内野手(19)が、対外試合で全3試合連続安打を放ち、1軍生き残りをアピールした。

DeNAとの練習試合(北谷)に5回の代打から出場。まずは痛烈なセカンドライナーを放ってスタンドを沸かせると、7回の2打席目には国吉から中前にはじき返した。「(コースが)甘かったですから」。そう謙遜したが、「内容は悪くない」と課題の打撃で結果を出し、少しずつ手応えを感じているようだ。

8日阪神戦はスタメンで右翼と中堅を守り、12日の2軍DeNA戦は遊撃で先発。出場機会を増やすべく、この日はキャンプ実戦で初めて左翼守備に就いた。「風が強かったですね」。戸惑いながらも6、8回は飛球を無難に処理。だが、9回は嶺井の左前打を前進処理しようとし、大きく頭上を越される失策も記録した。「(ボールが)跳ねました」。そう振り返った外野初失策も、今後につながるいい反省材料にしたい。

ヒットは3試合で1本ずつだが、与田監督は安打の継続を評価した。「結果が出るのは大事なこと」。だが昨年のドラフト1位野手に求めるものは大きいだけに、「まだまだ満足できるところにはきていない」とコメント。攻守両面でさらなる成長を期待していた。