西武が「所沢シリーズ」で開幕に備える。24日、埼玉・所沢にある本拠地のメットライフドームで練習を行った。

4月24日開幕を目標に動きだしたプロ野球。練習前には球団から説明を受けた。4月10日までの練習試合は白紙となったが、辻発彦監督(61)は次なる手を打っていた。「今、ファームの試合をここ(メットライフドーム)でできれば、と話している」と、所沢シリーズを構想する。

自前球場だからこそ他球団を“招致”できる。西武第2球場が改修工事中のため、27日から予定のファーム練習試合ロッテ3連戦は、場所は浦和だがホーム扱いで開催。2試合(28、29日)を所沢開催に変更できれば、1軍選手を出場させられる。さらに同監督は「4月に入ったら10日までに2試合、2試合、在京チームとできれば」とリクエストを出し1軍戦2試合×2カードを交渉中。雨の心配がなく風通しもいい本拠地を、使わない手はない。

円陣では同監督が選手に呼びかけた。「『また気持ちを入れて開幕に向けて集中してやろう』という話はした。大丈夫でしょう、ウチの選手は!」。3連覇へ、今やれることをやっていく。【栗田成芳】