ロッテ井口資仁監督(45)が28日、練習後に報道陣のオンライン取材に対応した。開幕時点での先発ローテーションについて「5戦目までは(本人に)伝えています」と明かした。

「6・19」の開幕投手は美馬学投手(33)が有力とみられる。候補の1人、石川歩投手(32)とともに31日の紅白戦に先発する。

2人以外では、成長著しい種市篤暉投手(21)、今季から背番号18をつける二木康太投手(24)、オープン戦で安定感があり19日紅白戦にも先発する西野勇士投手(29)、さらに2年目左腕の小島和哉投手(23)の4人が、先発ローテ入り有力とみられる。

その中での「5戦目までは」発言だ。今週末の実戦再開から開幕まで、約20日しかない。井口監督は「開幕時点では(先発も)80球から100球もてばいいかなと思う。中ロングを何人か入れるように調整している」と話しており、今後の実戦で“6人目”とロングリリーフの両にらみで調整を進めていく方針とみられる。

ドラフト1位・佐々木朗希投手(18)の大抜てきは、さすがに難しそうだ。ただ、井口監督は26日のシート打撃登板を受け「菅野に本塁打を打たれてからギアチェンジして、160キロを2回出すのはさすがだなと感じましたし、マウンドさばきもどっしりしていましたし、並大抵のルーキーじゃないなと感じました」とあらためて衝撃を受けた様子だ。

佐々木朗はすでに、6月の1軍練習試合での登板が内定。コンディション次第では、今週末の紅白戦に登板する可能性もある。