ヤクルト小川泰弘投手(30)が、後輩たちの健闘を胸に“先発1区”を走り抜ける。東京・八王子市内の創価大グラウンドでOB選手たちと合同練習を行った。箱根駅伝の真っただ中。力走する母校のランナーを中継で見守りながら、ランニングやキャッチボールで汗を流した。史上初の往路優勝、総合2位の好成績に小川は「競技は違うけど、力に変えて頑張りたい」と刺激を受けた。

2日の往路序盤をテレビで観戦し、スタートダッシュの重要性を再認識。駅伝をペナントレースに置き換え、3月26日、阪神との開幕戦(神宮)に照準を合わせる。「開幕のマウンドというのはすごく大事だと思いますし、チームが勢いに乗れるようなピッチングをできるようにしっかり準備していきます」と2年ぶり5度目の開幕投手に名乗りを上げた。

10勝を挙げた昨季終了後に国内FA権を行使したが、4年総額7億5000万円(推定)の大型契約で残留を決断した。「しっかり期待に応えたい。進化した自分自身を見せないといけない」。今季の目標に自身の最多を1つ更新する5完投を掲げる。昨季の完投はノーヒットノーランを達成した8月15日のDeNA戦だけ。「常に長いイニングでという意識はある」と新年にエースとしての覚悟を示した。今季は開幕から先頭でチームを引っ張り、優勝争いから抜け出す。駅伝に沸いた母校で決意を新たにした。【湯本勝大】