広島の育成選手ロベルト・コルニエル投手(25)が、球団と支配下選手登録を結んだ。スーツに身を包み、笑顔で会見場に現れると「アカデミーで発掘していただいて感謝をしています。これから恩返しをしていきたい」と6年契約を結んだ球団に感謝の言葉を並べた。

19年秋に初めて来日。1年で育成選手となり、2年後には支配下選手登録と、着実に階段を上がった。150キロ中盤の直球に加え、スライダー、カーブ、スプリットを操る。剛球タイプでありながら、クイックやフィールディングの技術も高い。春季1軍キャンプでもアピールを続け、開幕1軍入りが見込まれる。

首脳陣はまずビハインドの展開での起用を想定する。フェニックスリーグで視察した際に高く評価していた佐々岡監督はさらなるステップアップを期待する。「伸びしろはあると思うので経験をしっかり積んで成績を残して、後ろにいける選手になってほしい。そういう素質やそれだけの球は持っている」。

日本球界デビューを目前とした右腕の胸には、母国の英雄ペドロ・マルティネス(元米大リーグレッドソックスなど)からの金言が残る。15歳のときに知人を介して言葉を交わした。「キャリアの中で苦しい場面がある。そのときでも前を向いて頑張ろう」。その言葉があったからカープアカデミー時代も、日本での日々も乗り越えられた。そして、この先の試練にも立ち向かっていける。「セットアッパーとして試合を締めくくる投手になりたい」。日本で成長を続けるドミニカンが次なる目標に向かって走りだす。【前原淳】

◆ロベルト・コルニエル 1995年6月23日生まれ、ドミニカ共和国出身。カープアカデミーから練習生として19年の秋季練習に参加し、20年9月29日に育成選手契約。今春1軍キャンプに参加し、開幕直前に支配下選手登録となった。契約金は10万ドル(約1050万円)、年俸8万ドル(約840万円)の6年契約。背番号は98に変更。メジャー経験はなく、マイナー通算69試合で2勝5敗、2セーブ、防御率4・28。193センチ、99キロ。右投げ右打ち。

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