広島野間峻祥外野手(28)が、新リードオフマンとしてフル回転を誓った。22日に予定されていたヤクルト戦(マツダスタジアム)は雨天中止。本拠地に隣接する室内練習場で行われた練習で汗を流した野間は、後半戦全8試合で1番に座り、打率3割9分4厘、1本塁打、4打点と絶好調。13安打はセ・リーグトップを走る。最下位脱出&上位進出へ、鯉の新1番がセ界をかき回す。

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無数の雨が室内練習場の屋根をたたきつける中、野間は黙々とバットを振り込んだ。悪天候でヤクルト戦は開始直前に中止となったが、試合前練習では大量の汗を流し、戦闘態勢を準備を整えていた。

「前半戦から悪い日もいい日もありましたけど、あまり変えることなく、五輪期間でいい調整というか、いい形で後半戦に入れたのが大きかったと思います」

1番に定着しつつある背番号37が、好調をキープしている。前半戦のラスト4試合で1番に名を連ね、エキシビションマッチでも9試合の出場で打率5割と結果を残した。後半戦は「1番中堅」で“開幕スタメン”を奪取し、全8試合で打率3割9分4厘、1本塁打、4打点をマーク。8月の月間13安打は、リーグ単独トップを行く。

打席の中で心がけていることがある。「しっかりコンタクトしていけるように、右肩が前に出るのを我慢して、バットをできるだけ最短距離で出していくこと」。好調の要因について朝山打撃コーチは「バットを短く持って、当てにいくんじゃなくて強く振る。このスタイルが今うまくマッチングしているのかな」と分析する。

チームは最下位に沈むだけに、野間の走攻守での貢献が、上位浮上への鍵を握る。「いやらしいところを出して、いろいろ相手に嫌がられるような打撃ができれば。チームを勇気づける、勝ちに貢献できる一打を打てるように」と力を込めた。盗塁はチームトップタイの7個で、成功率は100%だ。「後半戦はまだ2個だけ。少し大事に行き過ぎているところもある。もうちょっと積極的に行けるようにしっかり準備したい」と引き締めた。

24日からは、巨人、阪神の上位2チームとの6連戦を迎える。「目の前の1試合をいかに取るかを考えて、チーム一丸となって頑張りたい」。不動のリードオフマンに定着し、チームを押し上げる。【古財稜明】