侍ジャパン稲葉篤紀監督(49)が8日、広島-中日戦(マツダスタジアム)を訪れ、侍メンバーを激励した。

広島からは12球団最多の4選手を選出(会沢は故障辞退)。6月の代表内定時は当時最下位で批判の声も上がったが、眼力が正しかったことを活躍で証明してくれた。鈴木誠也外野手(27)は五輪では不振だったが4番を完遂。リーグ再開後は21試合で9本塁打(7日時点)と復活した。「本人も少しずつ戻りつつありますと言っていたが、目を見張るものがある。オリンピック終わってからも結果が出るのは非常にうれしいことですよね」と喜んだ。

菊池涼介内野手(31)はキャプテン制をしかないチームの中でリーダーとしてけん引した。「選手をうまくイジったり、そういうのが上手だった。勇人(坂本)とはまた違うチームリーダー的な存在だったので、このバランスというのがジャパンはすごく良かった」と振り返った。

森下暢仁投手(24)はプロ2年目ながら決勝米国戦の先発を務め、好投し、金メダルに導いた。ルーキー栗林良吏投手(25)は2勝3セーブと全5試合で貢献した。「初めてトップチームに入った2人ですけど、本当によく投げてくれた。緊張感の中で自分の投球がしっかりとできる気持ちの強さを見せていただき、非常にありがたかった。これからもっと彼らの成長する姿を見ていきたい」。森下はリーグ再開後、未勝利も「表情を一切変えない。喜怒哀楽もそんなに出るタイプではない。佐々岡真司監督(54)も『今は調子が良くないから何かモヤモヤしたものがあるんじゃないか』と言っていましたけど、そういうのも感じさせない。彼のメンタルの強さというか性格なんでしょう」と評した。

故障で辞退した会沢翼捕手(33)からは頭を下げられた。「全く謝る必要はない。アクシデントで今回は入れなかったけど、僕の気持ちの中では翼(会沢)も一緒に戦ってくれていたんだよ」と伝えた。代表のユニホームも贈っており、プレミア12で世界一に貢献した捕手との絆は不変だった。

中日の大野雄大投手(32)は遠征に同行しておらず、対面はかなわなかった。五輪本番は登板1試合に終わったが、チームに戻ってからは3試合に先発し、2勝1敗、防御率0・90と力を発揮している。「シーズン入ってどうなのかなと心配していたので、すっと入っていってくれたので良かった」と、胸をなで下ろした。