オリックス田嶋大樹投手が8回1失点の好投で、6月30日ロッテ戦以来の6勝目を挙げた。

初回に暴投で楽天に先制点を許すも、イニングごとに調子を上げた。2回以降は被安打2で無失点。「2回以降は心身ともに整えて投げることができた。5回以降はちょっと疲労も出てきたので、体にキレを出そうとクイックに変えたんですけど、それがはまりました」。この日、日大3年の弟俊輔投手(佐野日大)が神宮デビュー。普段、ひんぱんに連絡を取ることはないが、それも「ぼくの弟というだけで大変な思いをしていると思うんで、あまり負担はかけたくない。冬に家に帰ったときに話をするようにしています」と思いやった。

▽オリックス中嶋監督(連敗を4で止め)「(田嶋は)いい投球でした。ずっと、たぶん苦しい内容だったんですけど、点数がなかなか入らない。それも関係なくバンバンとよく投げてくれました。(杉本は)ほんとによく打ってくれました」