ソフトバンクの藤本博史新監督(57)が2日、ペイペイドームで1軍全体練習に初合流した。この日は練習時間のほとんどを、小久保2軍監督との話し合いに費やした。今季を2軍監督として過ごした経験を生かし、来季はより「タテ」のつながりを生かしてシーズンを戦う考え。そのためにも、両監督の引き継ぎ、考えのすりあわせを最重要視。4日から始まる宮崎秋季キャンプでの若手の猛アピールを期待した。

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フェニックスリーグで1日まで2軍の指揮を執っていた藤本監督は、練習前の円陣にゆっくり歩を進めた。“所信表明”は至ってシンプルだった。選手たちを前に「明るく、元気にいきましょう」などと、短い言葉であいさつした。

藤本監督 野球をするには暗くなっても困るので。明るく、元気に、厳しくですね。しんどいしんどいと言ってやられても技術は伸びてこない。やるからには明るく元気に。コーチの人たちもやりがいがあると思う。そういうのはどんどん言っていこうと思う。

練習中は打撃指導や選手へのアドバイスを一切行わなかった。一塁ファウルグラウンドで打撃ケージを見守りながら、小久保2軍監督とみっちり話し合った。「若い選手は上がってきたら、いいものからどんどん使っていく。こっち(1軍)で調子が悪い人がいたらどんどん替えていってもいいんじゃないかな。そういう考えではいます」。若手の突き上げ、チーム一丸での戦いを重視するからこそ、より1、2軍の連携を強化していく考えだ。

秋季キャンプがその足がかりとなりそうだ。3軍選手は筑後のファーム施設で残留練習となり、キャンプ参加メンバーは“少数精鋭”。人数を絞った上で、ひとまずは1軍、2軍の垣根を設けずに、主力も若手も一緒になって汗を流す。コーチ陣も選手をクロスチェックすることができる。

ソフトバンクにとっては8年ぶりのBクラスで、ポストシーズン前にキャンプインするのは久々のことだ。藤本監督は「今までは秋のキャンプがほぼできていない。一番、土台を作れる大事な時期。キャンプが長くできるというのはプラスに考えて。(練習量も)増えますよ、当然。それくらいやらないと」。鍛錬と連携に時間を費やし、実りの秋にする。【山本大地】