阪神のドラフト6位、日立製作所・豊田寛外野手（24）が11日、大阪市内のホテルで仮契約を結んだ。

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契約金3500万円、年俸800万円。「プロ野球選手になったんだという思いがわいてきた。開幕1軍を目指して、1年間1軍で試合に出たい」と力強く宣言した。

東海大相模時代は3年夏に甲子園で全国制覇。国際武道大では1年春からベンチ入りし、2年春から4季連続リーグ優勝を経験した野球エリートだ。対戦したい相手には、高校同期の中日小笠原を挙げ、「指名していただいた時に、おめでとうと言ってもらいました。やっと同じ舞台に立てたんで、あの2人よりも活躍できたらと思います」。同じく高校同期のオリックス吉田凌を含めた3人で、刺激し合いながら成長を目指す。

11月30日のヤマハとの都市対抗野球初戦の5回に、右翼席へ2ラン。この時、インパクトの際に両足がつったため、顔をゆがめながらダイヤモンドを1周し、大事を取って直後の守備から途中交代。この日、球団トレーナーに左ふくらはぎの軽度の筋挫傷と診断された。当面はトレーナーと相談しながら練習を積んでいくもようだ。（金額は推定）

◆豊田寛（とよだ・ひろし）1997年（平9）4月28日、神奈川県横浜市生まれ。川上北小時代に戸塚アイアンボンドスで野球を始める。名瀬中では戸塚シニアに所属。東海大相模では中日小笠原慎之介、オリックス吉田凌と同学年。2年と3年夏に甲子園出場し、3年夏は4番で全国制覇。決勝の仙台育英戦では佐藤世那（元オリックス）から4安打3打点をマークした。同年U18日本代表に選ばれ準優勝。国際武道大では1年春からベンチ入り。2年春から4季連続リーグ優勝。外野手でベストナインを4度受賞。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。