ソフトバンク担当記者による随時連載「期待しタカ~」。8年ぶりBクラスからの巻き返しを図る22年は、就任直後から「競争」をテーマに掲げる、藤本博史新監督(58)によるチーム改革に期待する。

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今秋キャンプ時点で、藤本新監督の影響は徐々に見えていた。19年から2年間は3軍監督、今年は2軍監督として、若手の成長を見守ってきた。これから1軍を狙うべき若手世代はほとんど、藤本監督の下で下積み時代を過ごしてきた。それだけに「藤本監督の期待に応えたい」と、より実感を持ってアピールしている姿が見られた。

今まで遠い場所に見えていた「1軍」が、具体的なイメージとして想像しやすくなったのではないだろうか。藤本監督も「若い選手は、2軍でやってるときに比べたら、目の色変えてきてるかなという印象はありました」と変化を感じていた。

1軍実績のない選手の名前をどんどん挙げるところも、藤本監督の特徴だと感じている。就任直後から野村や水谷らの若手、さらに育成選手まで具体的に出して期待していると発言を続けている。「今までの監督はあまり名前を出さなかったと思いますけど、僕は出していきます。出した選手は目の色変えてやってくれているんでね」。指揮官による意図的なメッセージに、当該選手はやる気になるし、名前の出なかった選手も「次こそは」と燃える。

藤本監督は巻き返しへのカギに、若手とベテランが入り交じっての競争を掲げている。変革期のチームを活性化させる意味でも、藤本流は効果を発揮しそうだ。【ソフトバンク担当=山本大地】